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痛みや辛さに異常に弱い人


私は我慢ができない。

できることもあるけど、痛みに我慢ができない。

今でもそうだけど、注射がものすごく嫌いで、

小学生のとき予防接種で大騒ぎしていた。

他の子どもは痛くても嫌でも誰も騒がないけど、

私はぎゃあぎゃあ泣きわめいて騒いだ。

注射打つ前も打ったときも騒いだので、

たまに刺した針が動いて流血した。

それくらい我慢が利かなかった。

周りの人はものすごく異常というか異様な子どもに見えたはずだ。

それもいじめの原因だろうな。

大人になってさすがに泣きわめかないが、やはり痛みに我慢ができない。

局所麻酔の注射がだめ。

抜歯のときの麻酔で必ずぶっ倒れる。

簡単な手術の局所麻酔でもすぐ具合が悪くなる。

それどころか、ちょっと指を切ったとかでも気分が悪くなる。

ほんと、めんどくさい人間だな。


私は頑張ったとか努力をした記憶がほとんどない。

力を振り絞って何かを成し遂げたというのが、あるとすれば、

運動神経が鈍かったので、やっと50mを8秒台で走れたとか、

25m泳げたとか、マラソン大会で完走したとか、

今思うとものすごく頑張ったんだけど、

頑張った、よくやった、自分も頑張ればできるんだ、という気持ちよりも、

疲れた苦しかったもう嫌、という気持ちのほうがはるかに勝っていた。

そういうわけで、それきり・・・

どんだけネガティヴだったんだろう、子どものころから。

大方のことはそんな感じで、だから努力も何もしない。

苦しい、辛い、痛い・・・そういうのが人並み以上に耐えられない。

辛くても苦しくても繰り返したのは山歩きくらいかも。

頂上に到達すると、それまでの苦しさ辛さをスパッと忘れるから。

だから、また山に行ってしまうんですわ。

頂上に着いて、やったーとか景色きれい、とかいう感動より苦しさのほうが勝っていたら、

絶対二度と山なんか行かなかったはず。

でも、今思うと、山を登ること自体、それほど苦痛じゃなかったのかな。

耐えられる範疇だったんだな。

1000mの直登は、心臓壊れるかと思ったけど。



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by maldanish | 2017-08-17 10:20 | たわごと